【健康食品の基本⑤】健康食品(サプリメント)を過剰摂取しつづけた場合の影響

健康食品(サプリメント)を過剰摂取してしまった場合、どのようなことが体に起こるのかをまとめました。

 

健康食品(サプリメント)の「健康」の名が過剰摂取を引き起こす

健康食品(サプリメント)につけられている「健康」の名前は、健康に役立つ良い成分が含まれていて、口に入れて飲みこむ食品だから「安全」だと誤解しがちです。

 

健康食品を使っている方の中には自己解釈して、

 

「健康食品だし安全だろうから多く飲んでも大丈夫だろう」

「健康食品だし、多く飲んだほうが効果も高いに違いない」

「健康食品(サプリメント)だし、色々な種類をたくさん飲んでも良いだろう」

 

こう思っている人も少なくありません。

 

健康食品(サプリメント)はあくまで食品であるため、医薬品のように容量・用法を明確に記載することができず、1日の摂取量に関しても「目安」でしか表すことができないことも、過剰摂取につながる要因になると思っています。

 

単一の健康食品を(サプリメント)を目安より多く摂取し続けている場合も過剰摂取ですが、複数の健康食品(サプリメント)を併用して飲んでいる場合も栄養素が重複している事で過剰摂取になることも考えられます。

 

健康食品の多くは粒状やカプセル状で提供されているため、料理などとは違って満腹感とは無縁。朝・昼・夜きちんとした時間に食事をとっていない方や、食事量が偏っている人が健康食品を摂ると過剰摂取を起こしやすいと思われます。

 

本サイトを運営している私がいうのもアレですが、サイトによってはとある栄養素の摂りすぎを「問題ない」とすることころもあれば「問題ありで健康被害を引き起こす」としているサイトもあり何が真実かわからない状況になっています。

 

一番良いのは、たかが健康食品と高を括らずに医師・薬剤師に相談してみることでしょう。特に複数の健康食品の併用を考えているのであれば、相談することで安心を買えるかと思います。

 

 

健康食品(サプリメント)の過剰摂取はなぜ注意が必要か?

健康食品(サプリメント)の過剰摂取になぜ注意が必要かと言われる理由は「濃縮」にあります。

 

健康食品(サプリメント)は特定の栄養成分を抽出し「濃縮」されており、これが摂りたい栄養素をピンポイントで摂れる、栄養の選択ができるメリットでもあります。

 

ですが、濃縮された栄養成分が健康食品(サプリメント)の併用によって重なったり、規定容量を超える長期間の過剰摂取によって特定栄養素が体に蓄積されていきます。合成成分で作られたものであれば尚の事。

 

蓄積された栄養素が体に不調を来す場合、軽いものでは脱水やお腹が緩くなったり皮膚に赤みやかゆみなどが生じるたり、症状が重くなると肝臓や腎臓、脳への影響といった命にすら関係してくる不調が出てきます。

 

ただの食べ物から栄養素を過剰に摂取することはあまりありませんが、健康食品(サプリメント)に関しては「濃縮」「手軽さ」から長期的に多く摂りすぎてしまい、自分の体に悪影響を及ぼす可能性するらあるのです。

 

健康食品(サプリメント)を1~2度ほど量を間違えて飲んでしまって程度なら問題になりませんが、想定されている容量を超えた量を定期的に飲んでいる場合は体に悪影響が出る可能性が十分に考えられます。

 

健康食品といえど、適切な量に注意しなければ決して安全ではありません。

 

参考:https://hfnet.nibiohn.go.jp/

 

 

まとめ

健康食品(サプリメント)の過剰摂取は百害あって一利なし。